出版した本を売らないといけないことは書きましたが、では、本をうるために何をすればいいのかを書こうと思います。
それは、企画とファン、そして、環境です。
企画は、本の企画です。
通常、考えがちなのは、“売れそうな企画”なのですが、一冊目に限っては“売りたくなる企画”を考えるようにしてください。
“売りたくなる企画”というのは、自分で売りたくなるということです。
つまり、仕事につながる企画ですね。
売れれば売れるほど仕事につながる本になっていれば、どんどん売りたくなるはずです。
最終的にはその本をすべて自分で買い取って、ばら撒いたとしても、それが仕事になって帰ってくるならどんどんやりますよね。
そして、ファンです。
ファンというのは、本を買ってくれる人もファンですし、本を紹介してくれる人もファンです。
本を買ってくれるファンは、あなたのファンというよりあなたのノウハウのファン。
つまり、あなたが何者であるかより、あなたのノウハウにほれ込んでいる感じになります。
そして、本を紹介してくれるファンは、あなたのファンです。
この似て非なるファンを、どれだけ早い段階からつくっておくかが、ポイントになります。
多くの人は、出版が決まってから急いで何とかしようとするのですが、それでは手遅れです。
ファン作りは、本を出版したいと思ったその時から始めるようにしてください。
一朝一夕にどうにかなるわけではありませんし、なかなか企画が決まらなくてもファンが多ければ、それだけで出版が決まることもありますからね。
逆に、慌てて交流会に参加して、「今度出版することになりました」と挨拶をすると、「本を売りに来たんだろ」と思われて終わってしまい、逆ブランディングになってしまうことも…。
最後に環境です。
出版というのは、本当に大変です。
出版するためにお金はかかりませんが、執筆中に仕事の売り上げが減ったりして、生活費の足しが必要なこともあります。
販促活動となると、交通費や宿泊費、菓子折り代、特典、広告など、何かとお金が必要です。
他にも、手間もかかるし、メディアも必要になるでしょう。
メディアはメルマガ、ブログ、フェイスブックは最低限やっておいてください。
後になって慌てないように、なるべき早めに用意を進めておきましょう!