まず、出版は1冊では意味がない、ということを再確認してください。
最初のうちは、サインを求められたり、セミナーのオファーがあったり、仕事の問い合わせが殺到したり…。
でも、その効果が継続するのは、せいぜい半年ぐらいです。
その後は、何もなかったかのような静寂に戻ります。
ポイントは、その注目されている半年の間の言動です。
そこでの言動が、その先の命運を握っていると言っても過言ではありません。
次のステージに上がれるのか、元のところに戻ってくるのか、それとも出版前よりも下ということも…。
言ってみれば、出版なんて「ドーピング」。
本を書いても、あなた自身の実力は何も変わりませんし、何かを習得したわけではありませんからね。
ただ、「出版した」という事実が自分のブランドに加わるだけなんです。
そして、半年後に元の状態に戻ります…。
それは、例え10万部著者になったとしても同じです。
多少は期間は延びますが、まぁ、三年もてばいいほうでしょう。
実際、一昨年の直木賞や芥川賞が何だったのか、著者はどんな顔をしていたのかを覚えている人は少ないですからね。
つまり、1冊ぐらい出版したって意味がない、ということなんです。
そして、だからこそ1年に一冊ぐらいは継続的に出版する必要があいます。
そのためにも、定期的に本を出せる著者になってください。